こんにちは、こひまめです。
・最近よく耳にするOrdinalsってなに?
・イーサリアムのNFTと何が違うの?
・将来性があるのか知りたい
本記事ではこんなお悩みにお答えします。
「ビットコインNFT」
「Ordinals」
2023年に入りこんなワードを耳にした方も多いのではないでしょうか?
Twitterでもよく見かけるようになりましたね!
2023年1月にビットコインブロックチェーン上のNFT「Ordinals」が誕生。その後BAYCなどで有名なYugaLabsが参入するなど注目を集め、日に日に市場規模が大きくなってきています。
アメリカの大手仮想通貨投資企業・ギャラクシーデジタルによれば、「2025年にはOrdinalsの市場規模は45億ドルに達する」との見通しを発表しており、今後成長する市場である可能性が非常に高いです。
2023年6月現在、国内ではほとんどOrdinalsのプロジェクトは無く市場はありません。しかし、国内でも今後盛り上がる可能性が高く、今から触っておけば大きな先行者利益を得られる可能性もあります。
本記事ではOrdinalsについてわかりやすく解説していきます。
Ordinalsの買い方はこちらの記事で説明していますので参考にしてください。
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Ordinalsとは?
簡単に言うと「ビットコイン上のNFT」です。
ビットコイン上のNFTのため、メタマスクは使えません。
「Xverse Wallet」や「Ordinal Wallet」がよく使われています。
XverseWalletの作り方はこちらをご覧ください。
OrdinalsWalletの作り方はこちらをご覧ください。
それでは今話題のOrdinalsについて、深掘り解説していきます。
Ordinalsはビットコインに固有の番号を付与する
Ordinalsは直訳すると序数という意味です。序数は物の順序を示す数字のことですね。1番目2番目3番目、1個2個3個のようなものです。
ビットコインを1億分かつした最小単位にSatoshiがあります。
0.00000001 BTC = 1 Satoshi
つまり1つのビットコインの中には1億個のSatoshiが順番に並んでいるイメージです。
Ordinalsでは、固有の番号を振り当てられたSatoshiに画像ファイルなどのデジタルデータを付与できるようになりました。
ビットコインNFTに関連したキーワードがいくつかあります。イーサリアムNFTを触ったことがある人でも聞き馴染みがないと思います。
代表的なものを記載するのでこの機会に覚えてみてください。
ビットコインNFTに関連するキーワード
Inscribe (インスクライブ): 特定のSatoshiにデータを付与すること
Inscription (インスクリプション): 付与されたデータそのもののこと
Ordinals (オーディナルズ): Satoshiに固有の番号を割り振る仕組みのこと。ただしビットコインNFTのことを一般的にOrdinalsと呼ぶことも多い
イーサリアムとの違い
Ordinalsの特徴の1つはフルオンチェーンであることです。
イーサリアムNFTにもフルオンチェーンNFTがありますが、ほとんどがオフチェーンNFTです。
一方ビットコインNFTはフルオンチェーンになるため、ここがイーサリアムとの相違点です。
フルオンチェーンとは
NFTを構成するデータ全てがブロックチェーン上で記録されているNFTのことで、ブロックチェーンが崩壊しない限りは半永久的に残り続けます。
今多くのNFTプロジェクトはイーサリアム上で展開されており、ほとんどがオフチェーンです。
オフチェーンは
フルオンチェーンと対照的で、NFTのデジタルデータ本体はブロックチェーン上では記録されておらず、別のサーバ上で管理されています。ブロックチェーン上にはあくまで管理場所を示すURLが記載されており、URLを参照する、という形をとっています。そのため画像データは高画質でデータ容量が大きいものも可能、途中で変更することも可能です。
今主流となっているイーサリアムNFTでもフルオンチェーン、オフチェーンどちらのNFTも存在しています。イーサリアムのフルオンチェーンNFTで有名なものが「Crypto Punks」です。
では、なぜオフチェーンNFTが一般的になっているか?
その理由としては、イーサリアム上でフルオンチェーンNFTを作るコストが非常に高いためです。100KBのデータを書き込むのに発生するコストは、約750~1500ドルです。
一方ビットコイン上のフルオンチェーンNFTを作るコストはイーサリアムの100分の1程度と言われています。そのためフルオンチェーンを比較的安く発行できる、というわけですね。
ビットコインNFTでは「Segwit(セグウィット)」と「Schnorr(シュノア)」という2つの署名方式を組み合わせて採用しており、これにより、ビットコイン上でフルオンチェーンNFTを低コストで発行できています。かなり技術的な内容のため本記事では割愛します。
Ordinalsのメリット
続いてOrdinalsメリットは以下です。
・希少性が高い
・純度が高い
個別に解説します。
希少性が高い
1つ目は希少性が高いことです。
ビットコインは発行枚数が2100万枚と決められています。
2140年ごろに全てのビットコインが発行され、2100万枚発行されればそれ以上増えることは絶対にありません。
2140年は確実に死んでいますね😅
Ordinalsはビットコイン内のSatoshiにデータを乗せますが、このSatoshiもビットコインの最小単位なので同じです。つまりOrdinalsを無限に発行することも出来ません。
またビットコインNFTの面白い点として、データが書き込まれるSatoshi自体にもレア度が存在しています。
書き込まれるSatoshiは固有の番号が割り当てられているので、キリのいい数字や古いビットコインに紐づくSatoshiなど、レア度が高くなるようです。
こちらはMagicEdenのとあるOrdinalsの情報です。
以下のように「Sat Rarity」が存在しています。
純度が高い
前に述べた通り、OrdinalsはフルオンチェーンNFTです。
ビットコインが無くならない限り無く、ビットコイン上に全てのデータが刻まれています。
ビットコインはデジタルゴールドと言われており、金と同じく存在自体に価値が生じています。そんなデジタルゴールドそのものにデータが乗っているわけですから、アートとして純度の高いNFTを作ることができます。
Ordinalsのデメリット
続いてOrdinalsのデメリットです。
・発展性が乏しい
・ガス代高騰の懸念
発展性が乏しい
Ordinalsはビットコインチェーンを使っているため、発展性が低いです。コンポーザビリティとも言います。
まずはイーサリアムについて見ていきましょう。
イーサリアムはワールドコンピューターとも言われ、スマートコントラクトでできています。スマートコントラクトとはプログラムのことで、プログラムコード次第で様々なことができます。実際にイーサリアムを活用したdApps、DeFiなど実用的な応用事例も出てきています。
Ordinalsはビットコインという上にデジタルデータを乗せているだけです。そのため、イーサリアムのようにプロジェクト側でプログラムを書くことは無く、機能を持たせることは難しいです。
実際にOrdinalsでは2次流通が発生してもロイヤリティ手数料が発生しません。
プログラムが不要なのでエンジニアがいなくても作れる、というメリットもあります。
ガス代高騰の懸念
Ordinalsが今後市場拡大するとビットコインのガス代が高くなる傾向があります。
Ordinalsを作ったり購入する際にビットコインのブロックチェーン上に注文(トランザクション)が発生します。イーサリアムチェーンでもよくありますが、流動性が拡大すると注文が膨大になるためビットコインのガス代が高くなる懸念があります。
ビットコインは通貨としての側面も持っており、ガス代高騰がすると通貨として使いにくくなるでしょう。Ordinalsに対して反対する声が出ているのはこのためです。
Ordinalsの将来性
ここまでOrdinalsについて解説してきました。
それではOrdinalsは今後期待できるのか?考えてみようと思います。
結論、Ordinalsは将来性ありと考えてます。
ビットコインの価値と連動する可能性がある
Ordinalsはビットコイン上に刻まれるNFTであり、BTCで売買されています。
またNFTそのものがビットコイン上にあるため、ビットコインの価値が上がるほどOrdinalsの価値も上昇する可能性が高いです。
ビットコインは発行枚数が決まっており、4年ごとに発行される枚数が半分になっていきます(半減期)
ビットコインは、存在そのものが金と似ており、金の価格と相関関係があると言われています。
また金と比べるとスマホで送金ができたりと優れている点は多く存在しており、今後も価格は上がる可能性が高いと思います。
伸び代しかない市場
2023年6月現在、Ordinalsの市場はかなり小さいです。国内に至ってはほとんどありません。
しかしCryptoNinjaなど国内を代表するプロジェクトがOrdinalsへの参入を発表しています。
今後Ordinalsを触る人口が増えれば資金が流入し、市場が10倍20倍と拡大する可能性があります。
そのためOrdinalsは伸び代しかない市場と言えるでしょう。
アートNFTに向いている
Ordinalsはビットコインチェーン上に半永久的に刻まれロマンがあります。
1点ものアート作品など、唯一無二な作品には向いているのではないでしょうか。
デジタルデータ自体がオフチェーンにあると少しロマンに欠けてしまいますよね。
「アート自体がブロックチェーン上に刻まれ歴史に残っていく」
デジタルアート作品の保管場所としてビットコインは打って付けではないでしょうか。
今後の機能拡大に期待
デメリットにも述べましたが、Ordinalsはプログラムが無いため現時点でできる機能は特にありません。またロイヤリティ手数料も無いため、2次流通で稼ぐというイーサリアムにおけるビジネスモデルは現時点ではできません。
しかしビットコインチェーンも度々アップデートがされています。Ordinalsについても議論がされていることから、今後新機能の追加は十分に期待できます。
アップデートによる新機能が追加されれば、使い勝手が良くなり更なる市場拡大もあり得るでしょう。
注意点
市場の立ち上がり時は一過性の盛り上げを見せ、詐欺やラグプル(売り逃げ)するプロジェクトが多発します。
購入する際はよく考えて購入するようにしましょう!
※単純にアートとして気に入り、投資的な目的がない人は気にしなくてOKです!
初心者は国内の発信をしている人の作品とかがおすすめです!
まとめ:市場が未形成な今がチャンス
本記事ではビットコインNFT「Ordinals」について解説しました。
Ordinalsは生まれたての新技術。今後の市況によっては爆発的な可能性を秘めていると思います。
アメリカの大手仮想通貨投資企業・ギャラクシーデジタルによれば、「2025年にはOrdinalsの市場規模は45億ドルに達する」との見通しを発表しており、今後成長する市場である可能性が非常に高いです。
2023年6月現在、国内ではほとんどOrdinalsのプロジェクトは無く市場はありません。しかし、国内でも今後盛り上がる可能性が高く、今から触っておけば大きな先行者利益を得られる可能性もあります。
市場が未形成な今だからこそ、チャンスはたくさん転がっています。一方で危険もたくさんあるので情報の見極めが重要です。
Ordinalsの購入方法はこちらの記事で説明していますので参考にしてください!
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